「仕組み×おもしろいこと=長期運営」、それがゲーム運営会社に必要な強み

イベント2018/11/09

2018年10月31日、トークイベントに代表取締役社長の川口俊が登壇いたしました。

この記事では、「DeNA Games Tokyoが誇る運営力の秘密とは?」と題してお話させていただいたイベント内容から抜粋してレポートさせていただきます。

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新たな“おもしろさ”の創出の取り組み

平成の海援隊・DGT×高知県PJT


DeNA Games Tokyo(以下DGT)が考えるおもしろさの創出について、高知県と行ったコラボの事例を紹介させていただきます。

2018年、高知県は幕末150周年ということで、プロモーションに力を入れていて、高知県が民間の会社と協力して県を盛り上げようという取り組みをしています。DGTも高知県とコラボをして「ゲーム維新祭」を開催しました。

ゲーム維新祭では、DGTが運営しているタイトルのうち『怪盗ロワイヤル』『農園ホッコリーナ』『戦国ロワイヤル』『アクアスクエア』『スペースデブリーズ』の5タイトルが高知県とコラボし、ゲーム内ではもちろん、高知県の現地で行うイベントも実施しました。

このコラボの目的は、「高知県の魅力を発信すること」と「高知県のイベントをきっかけにして、ゲーム内でプレイヤー同士のつながりを作ること」でした。

高知県とのコラボによるKPIの変化


今回、お話させていただくのは、高知県とコラボした結果、ゲーム内でどんな変化があったかという点です。

まず、コラボの座組みはDeNAが運営している「Mobage」というプラットフォームとDGTが運営している5タイトル、そして旅行会社の「エアトリ(旧DeNAトラベル)」です。プレイヤーには実際に高知県へ行ってもらうことを目的としているので、旅行会社も入ってます。

コラボの施策の骨子は、高知県へ行ってくれたプレイヤーが高知県にあるDGTのブースで登録をすると、ゲーム内で使える限定アイテムがもらえる。そして、そのプレイヤーには、ゲーム内で高知に行ったとわかる印が付いて、高知県へ行っていないプレイヤーとコミュニケーションを取るきっかけにしてもらう、というものでした。

では、この施策がタイトル内でどんな効果を出したか、という点についてです。今回は「怪盗ロワイヤル」を例にしてお話させていただきます。怪盗ロワイヤルは、ゲームの中でプレイヤー同士がコミュニケーションを取れ、その一つに「ウインク」という挨拶ができる仕組みがあり、この回数がコラボを行った8月に増えています。

ですが、ウインク数が増えたからよかったね、という話ではなくて、多くのタイトルのKPIであるMAUや課金UUにどんな影響があったかというと、若干ではありますが、8月は施策を行っていない6月に対して伸びています。

怪盗ロワイヤルは9年運営しているんですけど、このグラフのような動きは長期運営タイトルの中ではめずらしいんです。長期運営タイトルは基本的に減衰していく傾向にあり、周年記念のイベントなどを行うと跳ねるのですが、あくまで一時的なもので、その効果を継続させるのは難しいんです。

ですが、プレイヤー同士のコミュニケーションをフックにした場合は、プレイヤーはコラボの翌月の9月になってもゲームを続けてくれています。

昔、怪盗ロワイヤルのように、ゲーム内でコミュニケーションが取れるゲームのことを
「ソーシャルゲーム」と呼んでいましたが、ゲーム内でのつながりに狙いを絞った施策は、MAUにも課金UUにも一定の効果があると読み取れると思います。

おもしろさ×仕組み=ゲーム運営会社の強みを創出


僕らがこれからやっていきたいことについてお話させていただきます。

今回の話でいうと、高知県とのコラボは「おもしろいからチャレンジしてみようよ」っていうシンプルな考えでした。

そのチャレンジで、普段はできない企画ができて、今回のように高知県へ行った人と行ってない人のコミュニケーションがKPIに変化をもたらすよね、と、いい結果になることが分かった場合は、その仕組みを抽象化します。

そして今後の施策案には、コミュニケーションを生む施策も検討できるんです。今まで打ってこなかった施策で、数字の維持や増加といった、違うトレンドの変化を起こせるかもしれないというわけですね。ですので、これからも新しい取り組みは、会社として推奨していきたい、という感じです。

ちなみにタイトルの話以外で、会社としてはどうだったのかという話なのですが、高知県とコラボをした結果、世の中からはDGTが地方創生にも力を入れている会社として認識していただけるようになりました。

高知県主催のトークイベントからオファーをいただいたりと、新しいことをすると会社としての可能性が広がるかなと思っています。

DGTはこれからも仕組みの部分を作るのはもちろん、新しい取り組みも行います。その新しい取り組みを抽象化して仕組み化するというサイクルで長期的に運営し、プレイヤーへ還元し続けていきたいと思ってます。

ご静聴いただきありがとうございました。

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